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稲尽くし [つれづれ]


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風炉薄茶大板中置き


茶 碗  黄金の稲束と神様の使いとされている白い鼠の絵

茶 杓  漆塗り 金箔で稲の絵

 棗   米俵の形



先生が私に

 道具を早く揃えようなんて思ってはいけませんよ。

 道具を揃えるときには

 お金持ちはお金持ちらしく、わざわざ貧乏人のフリをしない方がいいし、

 お金がないのに、無理してお金持ちのフリをしない方がいいです。

 人間、自分の身の丈を知って、その通りに生きることが一番いいんです。

 簡単にできるようで なかなか難しいんですよ。


 年齢も同じです。

 アンチエイジングなんて言葉がありますが 私は好きになれません。

 若い人には若い人の、歳をとればとったで....

 その年齢の本来の美しさがありますからね。

とおっしゃった。



うーむ...

いつものとおり 含蓄のあるお言葉です[ぴかぴか(新しい)]




中置 [つれづれ]


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中置とは、11月からは炉になって 

寒い日もある10月だけにする形らしい。

炭の火をお客様に少し近づけようと

風炉を畳の真ん中に持っていき

水差しは風炉のいつもと反対の左側に置く

動きは それほど難しくはなかったけれど...

毎回のことながら 

あれれれ[あせあせ(飛び散る汗)]

という感じで うまくいかないね

 

茶 碗 米俵の形をしていて珍しいものだった

 棗  満月とすすき

茶 杓 先生作

お菓子 豊秋


お 花 秋色菊 すすき 上杜鵑 水引草 尾花




先生が 長くお稽古されているお弟子さんと

らい病者が点てた濃茶を 石田光成が飲んだ話と

今の政治家を比較して

いかに光成の腹が すわっていたかなど

いろいろと お話し していらして

歴史に興味のない私でも惹きつけられた (*´▽`*)



 


着せ綿 [つれづれ]


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今日は9月9日 5節句のひとつ 重陽の節句

旧暦ではもっと季節が進んで

菊もあたりにたくさん咲いていただろうから

菊の花を飾ったり

菊の花びらを浮かべてお酒を飲んだり

前夜に菊の花の上に綿をおいて露を染ませて体の邪気を払ったり

たやすくできたのでしょうね



お茶のお稽古

お菓子も 「着せ綿」だった

なんて繊細な姿形だろう

しばし...見惚れた[ぴかぴか(新しい)]





しのぶ草 [つれづれ]


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風炉薄茶平手前



茶 碗  しのぶ草の絵

 棗   仏器

茶 杓  裏漆 

水差し  塗り蓋




私の前にお稽古されている方が

箱濃茶点前をなさっており

ゆっくり拝見


 

ここでも...

今年の夏は雨の日の多いことが話題に上ってた



先生はじめ みなさん絽のお着物

私は単衣を着て行ったけれど

今日は涼しかったので

汗もかかずちょうど良かった






山百合 [つれづれ]


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風炉薄茶点前

 棗    甲赤  
茶 碗   絵 百合
茶 杓   鼈甲
水 指   ひし形で蓋も陶器
菓 子   錦玉
菓子器   透明の大きな朝顔形ガラス

掛 軸   金魚 団扇
 花        レンゲショウマ  


百合の絵の描いてある茶碗と船を引き揚げている人が描いてある茶碗
どちらでお稽古しようか 迷っていたら
曳舟の絵について先生が親切に教えてくださった
奥深いお話だった...

最近... 
お茶のお稽古に通っているんだか
茶道具にまつわる話を聞くために通っているんだか
わからなくなってきたけれど(どちらも好き!!)
あの空間 本当にいいなぁ...と思う[るんるん]




見立て [つれづれ]


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風炉薄茶点前



 棗    阿古陀棗  烏瓜柄

茶 碗   利休椿の井戸

茶 杓   先生作

水 指   水色のすり鉢状のガラス 

水指の蓋  扇 祇園祭りの絵


菓 子   朝顔

菓子器   透明の大きな朝顔形ガラス


掛 軸   祇園祭り山車

 花    桂籠  大山蓮華


 

「見立て」とは千利休が独自のすぐれた美意識によって道具類の

 形を定めたり本来茶の湯の道具でなかった品々を茶の湯の

 道具として「見立て」茶の湯の世界に取り込む工夫をしたこと。

                   -茶道事始めよりー


今日の水指は、水色のすり鉢状のガラスだった。

先生は花器として売られていたこの容器を涼し気なので気に入られ

水指に良いと思われ「見立て」て購入されたそうだ。



水指の蓋は これまた素敵だった。

祇園祭りの絵が描いてある大きな扇を蓋に「見立て」扱った。

扇は水差しの横に置く形ではなく

建水の横に開いたまま立てかけるので私が座っているところから

柄を眺めることができ 華やかな感じだった。



今日の帯留は文鳥。

私の誕生日に娘と孫がプレゼントしてくれた。

鳥が好きなので嬉しい[るんるん]





梶の葉 [つれづれ]


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今日は 水差しの蓋として 葉っぱを用いる 葉蓋点前


水差しは末廣籠の受筒で

黒塗りの桧の曲げ物に切箔を散らしたものの上に

濡らした梶の葉を蓋にして いかにも涼し気だった



  棗   七夕

茶 碗   青波

茶 杓   先生作



掛 物   七夕

  花   半夏生 鯛釣り草 小判草 桔梗 半夏生


菓 子      錦玉

        透明な四角い寒天生地の中に、小豆 ウグイス豆 練り切りでできた鮎

        などが入っていて、楊枝で切り取ろうとすると蝋のようにプリプリと

        抵抗があって、切り口がスパッとはいかない感じ。

        食べ物とは思えない抜群な透明感と甘さ。

        そしてコリコリとした歯ごたえがなんともいえないお菓子だった。


     

78歳の先生が

 「明日は七夕だから 織姫と彦星が出会えるように 少しずつ金平糖を食べましょうよ...」

そう仰って

四角く青い硝子の菓子器を夜空に見立て 

天の川として金平糖を5cmぐらいの幅で器の中に斜めに配し

天の川を挟んで上と下に 青とピンクの金平糖を一粒ずつ置いてくださり

主客から5~6粒ずつ頂いた



なんという素敵な感性だろう...Wonderful Life[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]




水無月 [つれづれ]


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記録 風炉 薄茶点前



菓 子 水無月

茶 碗 青海波

茶 杓 緑陰

水   指 蓋陶器

棗   蛍  

※蛍の光を出すところに螺鈿細工(らでんさいく)がしてあり

角度によって蛍が光を放っているように見えて とっても綺麗だった


花  紫陽花 蛍袋 トラノオ シモツケ ....

※5種類の小さな花が竹籠に活けてあった。

あと一つが思い出せない。





相変わらず 私は風炉薄茶点前をお稽古している

先生は最近

「少し 進みましょうか...」

と言ってくださる

でも  

「今のお稽古をもう少し続けたいと思っています」

そう申し上げた。


まだまだ頭で考えて 身体を動かしているような気がするんです

何も考えず....身体が自然に動くようになりたいんですよね


一生無理かもしれないけれど[あせあせ(飛び散る汗)]



河太郎棗 [つれづれ]


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記録

風炉 薄茶手前



菓 子  青梅

棗 蓋  河太郎

茶 杓  先生作

水指蓋  陶器

茶碗絵  紫陽花



掛け軸  忙中閑有

     我有自由 

     蝸牛の絵

花    紫陽花 シモツケ

     


今日は「河太郎棗」という珍しい形の棗を使った

蓋の甲がへこんでいて河童の頭のお皿の形に似ているところから

この名前が付いたと教えていただく...



私の次にお稽古された方は 濃茶点前 小さな棗をお使いになっていた

この流派の現在の当主が 6歳の6月6日に お稽古を始められるにあたり

小さな子供でも扱いやすいように 一回り小さな棗を作られたとかで

そのレプリカを 先生も持っていらして

袱紗に包みやすいという理由から

今日のお稽古用に出されていたみたいだった



四角い塗りの水差しに紙垂(しで)が垂れていて

紅白の結びがしてあったので不思議に思って伺ってみたら...

「客人のために神聖な水を汲んできました、という〝しるし〟 ですよ」

と教えてくださった



単衣 [つれづれ]


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記録

風炉 薄茶点前



菓子  鮎

茶碗絵 紫陽花

棗絵  柳

茶杓  どくだみ

水指  蓋陶器



花   夏咲シュウメイギク

掛軸  泳鮎


6月なので単衣の着物



若先生がいらしたからか

男性のお弟子さんが多かった


若先生はチェコで行われている

日本文化紹介のために

家元と何人かで2週間ほど

お出かけになっておられ

その間お稽古ができなかったので

今日の集中お稽古になったらしい


風炉釜が四つ用意されていて

賑やかなお稽古風景だった