〝推し〟 [Daily note]
昨夜...
1996年にカムチャッカで亡くなった
星野道夫の未発表フィルムが出てきたというニュースをNHKでやっていた。
mai-maiが
「ばぁばの 〝推し〟だった人だよ!」
と孫に言った。
そうだった....
私の最強の 〝推し〟 はBTSではなく
星野道夫だった
「旅をする木」一冊目はバッグに入れて持ち歩き
ぼろぼろになったので 二冊目を買ったほどだ。
彼がアラスカから一時帰国して
益子町で講演会をすることがわかり
仕事を休み、電車を乗り継いで行った。
実際 近くで会ってみると朴訥な印象で
写真や文章そのまんまで本当に素敵だった。
だからカムチャッカでヒグマに襲われて死んだ...
というニュースは
当時 衝撃過ぎて受け入れられなかったことを思い出した。
写真集、絵本、本...なんでも買った。
特に写真集に載せられた短い文章は優しく深く秀逸で
喪失感が押し寄せてきて 心の底から悲しかった。
でも今、四半世紀前のことを思い出すと
星野道夫に夢中になっていた当時
私は幸せだったなぁとつくづく思う。
孫がよく言う...
「〝推し〟がいる 幸せ!」
本当にその通り
「旅をする木」は今でも本棚の真ん中にある。
2022-11-13 20:00