くちなしの花 [季節の花木]
夏の夜....
中央公民館の駐車場のあちこちに
ぽっかり浮かぶ くちなしの花
甘ーい香りが 桃に似ている....
そう思うのは 私だけかしら
花海棠(はなかいどう) [季節の花木]
花海棠
私はこの花が大好き
小さい頃 家の西側 イチジクの木の隣にあった
特に蕾の時が好き
なんともいえない花の色
スノードロップ [季節の花木]
ロシアの詩人 サムエル・マルシャークが書いた
「森は生きている」 の中で
咲いているはずのない 冬の季節に
アーニャが継母から言われて
森へ探しに行かされた花 マツユキソウ
ロシアでは 4月にならないと 咲かない花らしい
小さい頃 この本が大好きだった!
アーニャのために 妖精が魔法をかけたら
凍てついた真冬の森が
春へと....
どんどん 生まれ変わってゆく様子が特に好きだった
挿絵は白黒なのに...
頭の中はフルカラーで妄想してた...(๑→ܫ←๑)
うちの庭で
一番最初に 春を教えてくれる
この花の もうひとつの名前は..... スノードロップ
2010 庭の秋 [季節の花木]
鈴蘭
乙女三時草
クレマチス
馬酔木
南天
車輪梅
万両
花が咲いたら実がなる
実の中には命の源 種ができて
その種の旅立ちはさまざま
水に浮かんで 川や海に流れる...
鳥や動物に食べられて 遠くの場所へ移動...
ひたすら時が満ちるのを待って 実を落とす...
パンパンと 自分ではじける...
すべてを秘密のうちに 地下でこっそり 万事をすすめる...
うーん...
なんだかね
それぞれ 人の生き方に 似てるような気がする
だから...
はじけて飛ぶ木の実に
私は特に心惹かれてしまうのかも
やまぼうし [季節の花木]
この間....
vivaさんちの畑へ行きました
雨が降っていたので
合羽を着て 長靴を履いて行きました
秋茄子をもいでいて
ふと....前を見上げると
やまぼうしの実が鈴なり
私は思わず
「 ひゃー すっごーい!!」
父がよく
小さい頃の話をする時
「 昔は おやつなんて なかったから
庭にあった 柿 イチジク 桃 やまぼうしの実を
よく食べたもんだよ
やまぼうしは 花も綺麗だし 実も甘くて美味かった 」
遠くを見るような顔つきで言っていたものです
だから 兄は 山の家を造った時
やまぼうしを植えた....と言っていたような気がする
この夏 兄に会った時
私が やまぼうしの実はどのくらいつくのか と 尋ねたら
「 なかなか実がつかないんだ
たくさん生るところを見たいもんだよ....」
そぅ ぼやいていました
早速 このことを vivaさんに報告しましたら
「 お好きなだけ どうぞ~! 」
嬉しいでーす
これからは 仕事帰りに
ちょっとだけ寄り道....
もう少し 赤くなるのを見届けて
父が喜ぶ分だけ頂きます
ヒヨドリが渡ってこないうちに......
楽しみ! 楽しみ! 楽しみ!
梅雨の庭 [季節の花木]
ギボウシ
トマトベリー
ロウバイ
この季節 朝は早くから明るいから
朝食の用意をする前に
雨の庭を撮ろうと思った
玄関にあった
透明のビニール傘をひろげたら
ツツーッと 次から次へ
カーブを伝わって とめどなく流れ落ちる水滴
その綺麗さに 見とれてしまい
しばし 観察.....
雨のにおい
雨の音
もうすぐ 梅雨明け
タイサンボクの花 [季節の花木]
職場の近くにあるタイサンボクの木 (泰山木)
今....直径30cm前後の大きな花が 次々と咲いている
手を伸ばして花を引き寄せ
鼻にくっつけて 匂いを嗅ぐ
う~ん いい香り
そういえば...
香り高い花は 香りだけでなく見た目も美しい気がする
ミルクのように不透明な濃い色をした厚みのある花びら....
芳香を放つ花は たいてい こんな感じで厚ぼったい感じ
コブシ、クチナシ、沈丁花もそうだし....
そうそう金木犀の質感も良く似ている
タイサンボクの花と香りは
国立青少年オリンピックセンター近くの歩道橋を思い出す
この季節の夜 NYCへ向かう歩道橋の階段を登っていくと
背丈が20m以上もある木々の間から
白いタイサンボクの花が
暗闇の中に あちこち ぽっかり浮かんで見えて...
それはそれは すごく幻想的な風景だったから
新緑の季節が過ぎて
梅雨のこの時期....
大地も充分温まり 恵みの雨をたくさん浴びて
満を持して咲く大輪の花 タイサンボク