アンコール [Daily note]
音楽会でプログラムが終わって
演奏者や歌手が舞台から去り
何回も何回も舞台に戻ってきては
お辞儀を繰り返す。
観客は拍手をし続ける....
そのうち客も遠慮して
ぱらぱらと帰り始める。
だけど演奏者も観客も別れがたくて
どうしようか....と考え始めるころ
アンコールがはじまる。
いつもこのシステムは本当にすごいなぁ...と思う。
同じ時間と空間を演奏者と観客が共有し
その時間が終わっても
その場にいた人々が感動して去れないでいる時
アンコールは
「お名残り惜しいけれど...
演奏会はこれで終わりにしましょう!」
という挨拶だから。
帰る途中、出口のところで
アンコールの曲名が張り出されて
いつも確認するけど
忘れてしまうのが残念
今までのアンコールの中で
一番感動したのは二十数年前
ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」
ホルンのソロ演奏だった!
群馬交響楽団
指揮者はヴァレリー・ゲルギエフ
息子を連れて行ったのに
最初からアンコールが終わるまで
ずーっと寝ていたことを
今....思い出した
2023-11-04 20:45