松平不昧(まつだいらふまい) [つれづれ]
今日から炉でお稽古
柄杓は夏と冬の大きさ
柄の端の切りこみも違うと教えて頂く
手水の周囲には赤や黄色の落ち葉
床の間には網かけの茶壷
床の間には網かけの茶壷
お菓子は亥の子餅
微かに松風の音
晩秋を迎える調えが漂って
なんともいえない 空間だった
茶碗 水差は
松平不昧公(まつだいらふまいこう)ゆかりの楽山焼
棗は 高山寺蒔絵の大菊
若い頃...お茶のお稽古を辞めた理由
それは
お道具拝見するときに
持っている道具の自慢比べみたいで
どうしても好きになれなかったから
でも 今では
自分で手に入れることは とてもできないけれど
本物を観る目
本物をさわる感触
そのものの意味や歴史などを知るに及んで
素朴に...凄いなぁと思う
2017-11-02 21:34