音楽会でプログラムが終わって
演奏者や歌手が舞台から去り
何回も何回も舞台に戻ってきては
お辞儀を繰り返す。
観客は拍手をし続ける....
そのうち客も遠慮して
ぱらぱらと帰り始める。
だけど演奏者も観客も別れがたくて
どうしようか....と考え始めるころ
アンコールがはじまる。
いつもこのシステムは本当にすごいなぁ...と思う。
同じ時間と空間を演奏者と観客が共有し
その時間が終わっても
その場にいた人々が感動して去れないでいる時
アンコールは
「お名残り惜しいけれど...
演奏会はこれで終わりにしましょう!」
という挨拶だから。
帰る途中、出口のところで
アンコールの曲名が張り出されて
いつも確認するけど
忘れてしまうのが残念#59143;
今までのアンコールの中で
一番感動したのは二十数年前
ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」
ホルンのソロ演奏だった!
群馬交響楽団
指揮者はヴァレリー・ゲルギエフ
息子を連れて行ったのに
最初からアンコールが終わるまで
ずーっと寝ていたことを
今....思い出した#59134;